文学

2008年12月 4日 (木)

イワン・デニーソヴィチの一日

イワン・デニーソヴィチの一日 (新潮文庫)

著者:ソルジェニーツィン,木村 浩

イワン・デニーソヴィチの一日 (新潮文庫)

アレクサンドル・イサーエヴィチ・ソルジェニーツィン(ロシア語:Александр Исаевич Солженицынアリクサーンドル・イサーイェヴィチュ・サルジニーツィン;ラテン文字転写の例:Alexandr Isaevich Solzhenitsyn、1918年12月11日-2008年8月3日)はロシア生れの作家で1990年代ロシア再生の国外からの提言者である。                      ―Wikipedia―

“こんな日が、彼の刑期のはじめから終わりまでに、三千六百五十三日あった。閏年のために、三日のおまけがついたのだ…”

この、実に印象的なエンディングのおかげでノーベル賞を受賞したというわけではないのでしょうが…全編にわたり一貫して ―素材自体が悲惨であるにもかかわらず― ある意味で喜劇ともとれるほどに、飄々と表現されたこの名作の最後を飾るに申し分ない、実に “あっさり”とした名文です☆

今年8月、作家はその怒涛の生涯を閉じました foot

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2008年11月29日 (土)

知里幸恵 『アイヌ神謡集』

アイヌ神謡集 (岩波文庫)

アイヌ神謡集 (岩波文庫)

知里 幸恵(ちり ゆきえ、1903年(明治36年)6月8日 - 1922年(大正11年9月18日)は北海道登別市出身のアイヌで『アイヌ神謡集』の著者である。弟に言語学者の知里真志保がいる。―Wikipedia―

 「其の昔此の廣い北海道は、私たち先祖の自由の天地でありました。天真爛漫な雅児の様に、美しい大自然に抱擁されてのんびりと楽しく生活していた彼等は、真に自然の寵児、何と云う幸福な人たちであつたでせう…」

 これは『アイヌ神謡集』序文の冒頭部分です。僅か千文字程度の短い文章ですが、若干十九歳のしかもアイヌという異国語文化に生まれ育った少女が書いたものとは思えない、実に美しい日本語で綴られています。

 本編は露、仏、英語などにも翻訳され、すでに異国語文化の人たちにも絶賛されているようですが…この「序」の美しい文章を存分に味わえるのは、我々日本語を理解する者だけなのだと思うと、なんだかもったいないような気がしてしまいます foot

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2008年9月24日 (水)

或る「小倉日記」伝

或る「小倉日記」伝 (角川文庫―リバイバルコレクション)

著者:松本 清張

或る「小倉日記」伝 (角川文庫―リバイバルコレクション)

1952年下半期 芥川賞受賞作品

受賞作の中には「○○の季節」のような駄作もあって、賛否両論ありの芥川賞ですが…この作品は◎                    

推理小説ではありませんが、いかにも松本清張らしい雰囲気がでていて、読む者を飽きさせません☆                                                 やはり、小説は文章力のある人に書いてもらいたいものです foot

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2008年9月11日 (木)

駅前旅館

駅前旅館 改版 (新潮文庫 い 4-5)

著者:井伏 鱒二

駅前旅館 改版 (新潮文庫 い 4-5)

小説には挿絵を入れてほしくない…                               『感動』の点数が低いのは表紙絵のせいです

それにしても、この人の小説って、何度読み返しても色褪せないんですよね foot

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2008年9月 1日 (月)

マーク・トウェイン

マーク・トウェイン短編集 (新潮文庫 ト 4-3)

著者:マーク・トウェイン,Mark Twain

マーク・トウェイン短編集 (新潮文庫 ト 4-3)

アメリカ人作家特有のウィットに富んだ文章を存分に堪能しませんか?

ただし…ハックもトムも出てきませんが…foot                                                                                                                                                 

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2008年8月28日 (木)

ゴーゴリ

外套・鼻 (岩波文庫)

著者:ゴーゴリ

外套・鼻 (岩波文庫)

カフカの『変身』みたいな話が好きな方で、まだ『鼻』を読んだことがないならば…必読! foot

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2008年8月24日 (日)

モーパッサン短編集Ⅲ

モーパッサン短編集 (3) (新潮文庫 (モ-1-8))

著者:モーパッサン,青柳 瑞穂

モーパッサン短編集 (3) (新潮文庫 (モ-1-8))

個人的に、モーパッサンは短編が好きです

ところで、何故に短編集のⅠやⅡではなくⅢなのかというと…

これには『二人の友』が収められているからですfoot

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2008年8月22日 (金)

『武蔵野』

武蔵野 (新潮文庫)

著者:国木田 独歩

武蔵野 (新潮文庫)

このような美しい文学がわが国にあることを…

心より誇りに思いますfoot

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井伏鱒二

山椒魚 (新潮文庫)

著者:井伏 鱒二

山椒魚 (新潮文庫)

井伏鱒二のことを “日本語の達人” と評した人が居りました…

新潮文庫の『山椒魚』は最初期の短編集でありながら、どの作品も、氏の才能があますところなく発揮されています。

もっとも、井伏作品の中で、ボクはまだ駄作に出会ったことがないのですが…foot                                            

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